plugin_weykturtle3dの各命令の説明です。 補足説明 ・定数は直接の代入による変更はできませんが、環境や変更吸うための  命令により値が変わりません。読み取り専用のシステム変数と考えてください。 ・システム変数・システム定数がある場合、同名のローカル変数を定義できません。 ・参考に「非同期」とある命令は、  命令呼出し後完了するまで非同期に実行される場合があります。  完了を待って処理をする必要がある場合、続ける処理をCALLBACKから呼び出してください。 ・参考に「即時命令」とある命令は、  命令呼び出しにより実行・反映されます。いわゆる、普通の命令です。 ・参考に「順次命令」とある命令は、  「T3Dカメ速度」の時間間隔に従い非同期で順に実行されます。  「T3Dカメ速度」を0にしている場合、処理中・未処理の命令が同期して全て実行されます。  「T3D自動実行」をfalseにしている場合は、内部「T3D実行」を適時呼び出してください。 ・参考に「対象カメ」とある命令は、  T3Dカメ作成やT3Dカメ操作対象設定によって選択されているカメが対象となる。 ・光源は無し。 ・ThreeJSを用いるプログラムは、同じThreeJSの実態を共有する必要があります。 ・同じCanvasを対象にして描画するThreeJSは同じレンダラ(WebGLRendererオブジェクト)を使用する必要があります。 ・同じCanvasに対して異なるコンテキスト(例えばWebGLとContext2D)を取得することはできません。後から取得しようとした  コンテキストはnullが返されます。 ・同じCanvasに対してWebGLのコンテキストを複数回取得した場合、以前のものは無効となり、新しく取得した  ほうが有効になるようです。 ・座標軸の方向は、カメラを元の位置・姿勢あるとすると、正面奥が-Z、手前方向が+Z、上が+y、下が-Y、右が+X、下が-Xです。  各方向はカメラから見た相対的なものなので、カメラを動かすと見え方も変わります。 ■定数 ・THREE  既定:null  ThreeJSのTHREEです。直接参照・操作したい場合に利用します。  本プラグインがライブラリを認識した際に自動的に設定されます。 ・T3Dカメ速度  規定:100  カメの移動や回転を行う際の命令実行間隔(ミリ秒)。すべてのカメで共通。 0にすると間隔を置かずに即時実行・連続実行となる。  「T3Dカメ速度設定」にて変更可能。 ■変数 ・T3DベースURL 既定:「https://cdn.skypack.dev/three@0.128.0」 「T3Dライブラリ読込後」「T3Dプラグイン読込後」で読み込む際の基準となるURL。 ・T3D自動描画  既定:true 描画が必要となった際に自動的に描画を実行する。  falseにする場合は、必要な時は「T3D描画」「T3D上書描画」により描画を行う。 ・T3D自動実行  既定:true  カメに未処理や処理中の命令がある間一定時間ごとに自動的に命令を継続して処理する。  falseにする場合は、一定時間ごとに「T3D実行」を呼び出すこと。 ・T3Dカメ描画先  規定:「turtle3d_div」  3Dタートルグラフィクスの描画先となる要素のIDを指定する。  要素は、CANVASまたはDIVを指定し、DIVを指定した場合は子要素としてCANVAS要素を自動生成する。 ・T3DカメモデルURL  既定:「」  カメを作成した際に規定として用いられる3DモデルのURL。ThreeJSのJSON形式に対応。 ・T3Dカメデフォルトサイズ  既定:1.0  カメを表示する際に適用する倍率。  デフォルトのカメのモデルは1.0倍の時、各軸-30.0-+30.0の範囲の大きさ。 ■命令 ・T3Dライブラリ読込後  引数:(CALLBACKに)  参考:非同期  ThreeJSのライブラリが読み込まれていない場合、「T3DベースURL」を基準に  外部から非同期に読み込みを行い、読み込み完了後にCALLBACKを呼び出す。  すでに読み込まれている場合は、即座にCALLBACKを呼び出す。  基準となるURLから「/build/three.module.js」の位置にあるものが読み込まれる。 ・T3Dプラグイン読込後  引数:(CALLBACKにPLUGINSを)  参考:非同期  PLUGINSに配列で指定したThreeJSのプラグインを「T3DベースURL」を基準に外部から非同期に  読み込みを行い、すべてのプラグインの読み込み完了後にCALLBACKを呼び出す。  基準となるURLから「/examples/jsm/」+PLUGINのURLにあるものが読み込まれる。 ・T3Dカメ作成  引数:なし  参考:即時命令  描画用のカメを生成してそのIDを返す。また、初回実行時はカメラ用のカメの生成も行う。 カメのモデルは「T3DカメモデルURL」のURLから読み込まれる。 IDは1からの連番となる。 操作対象となるカメは最後に作成したカメに自動的に変更される。 ・T3Dカメ操作対象設定  引数:(IDに|IDへ|IDの)  参考:即時命令 カメに対する命令の操作対象とするカメをIDで指定したカメに切り替える。 「T3Dカメ作成」で生成したカメのほか、カメラ用のカメのIDとなる0も指定可能。 ・T3Dカメモデル変更  引数:(URLに|URLへ)  参考:対象カメ、順次命令  カメの表示に使用する3DモデルをURLで指定したモデルに変更する。  URLには、URL、Object3D、空のいずれかを指定可能。空を指定した場合は標準モデルに変更する。  標準モデル、URLから読み込まれたモデルは、ほかのモデルへの変更などで不要となったモデルに関連するリソースは削除される。 ・T3Dカメ速度設定  引数:(Vに|Vへ)  参考:即時命令  「T3Dカメ速度」に値を設定する。すべてのカメで共通。  ・T3Dカメ移動  引数:(XYZに|XYZへ)  参考:対象カメ、順次命令、線描画 カメを指定した絶対座標に移動する。絶対座標はXYZに要素3の配列で指定する。 元の座標から新たな座標の方向を基準に姿勢も変更される。 「T3Dカメ起点移動」と異なり、この命令では線描画が有効。 ・T3Dカメ原点設定  引数:なし  参考:対象カメ、順次命令  現在の座標と姿勢を原点として記憶する。 ・T3Dカメ原点移動  引数:なし  参考:対象カメ、順次命令  カメをそのカメの原点に移動する。  「T3Dカメ原点設定」をしていないカメの原点は作成時の初期位置・初期姿勢となる。 ・T3Dカメ起点移動  引数:(XYZに|XYZへ)  参考:対象カメ、順次命令 カメを指定した絶対座標に移動する。絶対座標はXYZに要素3の配列で指定する。 元の座標から新たな座標の方向を基準に姿勢も変更される。 「T3Dカメ移動」と異なり、この命令では線描画が無効。 ・T3Dカメ進む  引数:(Vだけ)  参考:対象カメ、順次命令、線描画 カメを姿勢に対して前方にV移動する。姿勢は変化しない。 ・T3Dカメ戻る  引数:(Vだけ)  参考:対象カメ、順次命令、線描画 カメを姿勢に対して後方にV移動する。姿勢は変化しない。 ・T3Dカメ上平行移動  引数:(Vだけ)  参考:対象カメ、順次命令、線描画 カメを姿勢に対して上の方向にV移動する。姿勢は変化しない。 ・T3Dカメ下平行移動  引数:(Vだけ)  参考:対象カメ、順次命令、線描画 カメを姿勢に対して下の方向にV移動する。姿勢は変化しない。 ・T3Dカメ左平行移動  引数:(Vだけ)  参考:対象カメ、順次命令、線描画 カメを姿勢に対して左の方向にV移動する。姿勢は変化しない。 ・T3Dカメ右平行移動  引数:(Vだけ)  参考:対象カメ、順次命令、線描画 カメを姿勢に対して右の方向にV移動する。姿勢は変化しない。 ・T3Dカメ動く  引数:(DIRにVだけ|DIRへ)  参考:対象カメ、順次命令、線描画 カメを姿勢に対してDIRで指定した方向にV移動する。姿勢は変化しない。 DIRは「前」「後」「上」「下」「左」「右」「うえ」「した」「ひだり」「みぎ」で指定する。 ・T3Dカメ角度設定  引数:(Vに|Vへ|Vの)  参考:対象カメ、順次命令  カメの姿勢をオイラー(XYZ)の角度V(度)で指定した姿勢に変更する。 ・T3Dカメ右回転  引数:(Vだけ)  参考:対象カメ、順次命令  カメの姿勢を右方向に角度V(度)だけ回転する。いわゆる、右を向く。 ・T3Dカメ左回転  引数:(Vだけ)  参考:対象カメ、順次命令  カメの姿勢を左方向に角度V(度)だけ回転する。いわゆる、左を向く。 ・T3Dカメ上回転  引数:(Vだけ)  参考:対象カメ、順次命令  カメの姿勢を上方向に角度V(度)だけ回転する。いわゆる、上を向く。 ・T3Dカメ下回転  引数:(Vだけ)  参考:対象カメ、順次命令  カメの姿勢を下方向に角度V(度)だけ回転する。いわゆる、下を向く。 ・T3Dカメ回転  引数:(DIRにVだけ|DIRへ)  参考:対象カメ、順次命令  カメの姿勢をDIRで指定した方向に角度V(度)だけ回転する。 DIRは「上」「下」「左」「右」「うえ」「した」「ひだり」「みぎ」で指定する。 ・T3Dカメ右ロール  引数:(Vだけ)  参考:対象カメ、順次命令  カメの姿勢を前方にたいして時計回りに角度V(度)だけ回転する。いわゆる、右に傾ける。 ・T3Dカメ左ロール  引数:(Vだけ)  参考:対象カメ、順次命令  カメの姿勢を前方にたいして反時計回りに角度V(度)だけ回転する。いわゆる、左に傾ける。 ・T3Dカメ傾ける  引数:(DIRにVだけ|DIRへ)  参考:対象カメ、順次命令  カメの姿勢をDIRで指定した方向に角度V(度)だけ傾ける。 DIRは「左」「右」「ひだり」「みぎ」で指定する。 ・T3Dカメペン色設定  引数:(Cに|Cへ)  参考:対象カメ、順次命令  カメが描画する際の線の色をCに変更する。 色は数値で指定する。(16進表記の0xRRGGBB) ・T3Dカメペンサイズ設定  引数:(Wに|Wへ)  参考:対象カメ、順次命令  カメが描画する際の線の太さをWに変更する。 ※多くの環境では、線に対して太さを設定できず常に1.0として扱われる。 ・T3Dカメサイズ設定  引数:(Vに|Vへ)  参考:対象カメ、順次命令  カメのモデルを表示する際の倍率をVに変更する。 ・T3Dカメペン設定  引数:(Pに|Pへ)  参考:対象カメ、順次命令  カメが線描画が有効な命令で動く際に、線を描画するかどうかを指定する。  0、オフ、いいえを指定すると、線を描画しない。1、オン、はいを指定すると線を描画する。 ・T3Dカメ全消去  引数:なし  参考:即時命令  すべての描画済みの線と作成したカメが破棄され、初期の状態に戻る。 ・T3D線全消去  引数:なし  参考:即時命令  すべての描画済みの線を破棄する。 ・T3Dカメ非表示  引数:なし  参考:対象カメ、順次命令  カメのモデルを非表示にする。線の描画には影響しない。 ・T3Dカメ非表示  引数:なし  参考:対象カメ、順次命令  カメのモデルを表示にする。線の描画には影響しない。 ・T3D視点カメ設定  引数:(IDに|IDへ)  参考:対象カメ、順次命令 対象のカメが命令の実行順に達した際にカメラとして使用するカメをIDで指定したカメに切り替える。 対象のカメ自体には影響しない。 「T3Dカメ作成」で生成したカメのほか、元のカメラ用のカメのIDとなる0も指定可能。 ・T3D描画準備  引数:(TOに|TOへ)  参考:即時命令  TOに指定した要素を描画先として描画準備を行う。  TOには、文字列・DIV要素・CANVAS要素・レンダラオブジェクトを指定可能。  文字列を指定した場合は、セレクタまたはIDとして要素が取得される。 ・T3D描画  引数:なし  参考:即時命令  現在の状態を描画する。描画の際して画面のクリアも行う。 ・T3D上書描画  引数:なし  参考:即時命令  現在の状態を描画する。描画の際して画面のクリアを行わない。 ・T3D実行  引数:なし  参考:即時命令  順次命令を「T3Dカメ速度」と前回の実行からの経過時間に従い実行する。  「T3Dカメ速度」が0の場合は、すべてのカメの全ての処理中・未処理の命令を実行する。  「T3D自動実行」をtrueで用いている場合は本命令のは呼び出しは不要。 ・T3D背景色設定  引数:(Cに|Cへ)  参考:即時命令  描画前にクリアする際に使用する色をCに設定する。クリアしない場合は影響しない。 色は数値で指定する。(16進表記の0xRRGGBB) ・T3D背景透過設定  引数:(Aに|Aへ)  参考:即時命令  描画前にクリアする際に使用する透明度(アルファ値)をAに設定する。クリアしない場合は影響しない。 色は0.0〜1.0で0.0が透明、1.0が不透明。 ・T3DJSON取得  引数:なし  参考:即時命令  描画した線をモデルとしてJSON形式で取得する。 ・T3D内部レンダラ取得  引数:なし  参考:即時命令  プラグインの内部で用いているThreeJSのレンダラを返す。型はThreeJSのWebGLRendererになる。 ・T3D内部シーン取得  引数:なし  参考:即時命令  プラグインの内部で用いているThreeJSのシーンを返す。型はThreeJSのSceneになる。 ・T3D内部カメラ取得  引数:なし  参考:即時命令  プラグインの内部で用いているThreeJSのカメラを返す。型はThreeJSのPerspectiveCameraになる。 ・T3D内部線描画参照取得  引数:なし  参考:即時命令  プラグインの内部に保持している描画された線を返す。型はThreeJSのGroupになる。 ・T3D内部線描画取出  引数:なし  参考:即時命令  プラグインの内部に保持している描画された線を返す。型はThreeJSのGroupになる。  プラグインの内部に保持している線の情報は新たに準備されて返したものとは別になる。 ・T3Dオービットコントロール設定  引数:なし  参考:即時命令  カメラのコントローラとしてThreeJSのOrbitControlsを適用する。  ThreeJS本体とは別にプラグインとして読み込む必要がある。  標準的な構成であれば、「controls/OrbitControls.js」にある。 ・T3Dコントロール有効  引数:なし  参考:即時命令  設定しているカメラのコントローラを有効にする。 ・T3Dコントロール無効  引数:なし  参考:即時命令  設定しているカメラのコントローラを無効にする。 ・T3Dカメラヘルパ表示  引数:なし  参考:即時命令  ThreeJSのCameraHelperを表示する。  最初に「T3Dカメラヘルパ表示」「T3Dカメラヘルパ非表示」の命令の使用時に有効化する。 ・T3Dカメラヘルパ非表示  引数:なし  参考:即時命令  ThreeJSのCameraHelperを非表示にする。  最初に「T3Dカメラヘルパ表示」「T3Dカメラヘルパ非表示」の命令の使用時に有効化する。 ・T3D軸線ヘルパ表示  引数:なし  参考:即時命令 ThreeJSのAxisHelperを表示する。  最初に「T3D軸線ヘルパ表示」「T3D軸線ヘルパ非表示」の命令の使用時に有効化する。 ・T3D軸線ヘルパ非表示  引数:なし  参考:即時命令 ThreeJSのAxisHelperを非表示にする。  最初に「T3D軸線ヘルパ表示」「T3D軸線ヘルパ非表示」の命令の使用時に有効化する。